本文へ移動
活動報告

第76回熊本県算数教育研究(山鹿)大会

前田指導教諭による提案授業
 11月15日(金)、山鹿市立山鹿小学校にて、第76回熊本県算数教育研究(山鹿)大会が開催されました。「『本物の学び』をはぐくむ算数科指導をめざして」という大会テーマのもと、多数の先生方の授業を公開していただきました。
 本大会は県内各地から約200名の参加があり、大盛況でした。まずは山鹿市をはじめとした6名の先生方による公開授業、分科会。その後、山鹿小学校の前田指導教諭による提案授業、ディスカッションが行われました。ディスカッションの中では、前田指導教諭が行った授業のことだけでなく、大会テーマの「本物の学び」についての質疑もあり、大会に参加した先生方全員が有意義な時間になったことと思われます。
 来年度は、芦北・水俣で県大会が開催されます。来年度も多数のご参加、お待ちしております。

第78回九州算数数学教育研究(大分)大会

31日に公開授業があった大分市立金池小学校
 記録的な猛暑の中、7月30日~31日にかけて、第78回九州算数・数学教育研究(大分)大会が開催されました。
 30日には、東京大学大学院工学系研究教授である西成活裕先生より「渋滞のサイエンスと実践~数学を活用した渋滞解消法~」という演題で講演をいただきました。日常生活に非常に密接である渋滞の問題を数学的に定義付け、そして解消されたというお話でした。前を行く車や人との距離感を大事にしていきたいと思いました。
 午後には部会ごとに分かれ、小学校部会では、明星大学客員教授兼明星小学校校長兼明星幼稚園園長である細水保宏先生より「『学びに向かう力』と『表現力・判断力・思考力』を育む授業づくり」という演題で講演をいただきました。子ども達の行動に価値づけをしていくこと、考えたい!友達と話したい!と思えるような課題を設定すること等、これからの授業づくりに関わる重要なお話でした。夏休み以降、常に念頭において指導をしていきたいと思います。
 その後の分科会では、熊本からは3名の先生が実践発表を行いました。熊本大学附属小学校の内田教諭、玉名市立大浜小学校の橋本教諭、八代市立太田郷小学校の沖田教諭により3つの実践を発表していただき、それぞれの分科会も大変盛り上がっていました。
 31日には、大分市立金池小学校にて公開授業が行われました。めあてと課題、まとめ、ふり返りをつないでいく「大分スタンダード」のもと授業展開が行われ、助言者の先生方のお話まで含め、大変学びの多い一日となりました。
 11月には山鹿での県大会、来年度の九州大会は宮崎で行われます。ぜひご参加をお願いします。 

令和6年度第1回研究員会

第78回九数教(大分)大会に向けて、発表内容の見当の様子
 6月22日、熊本市内中央区の国際交流会館において、第1回研究員会を開催しました。悪天候にもかかわらず、県内各支部の研究員の先生方にご参加頂きました。今回は2部構成で、第1部では本会が作成している「計算の学習」の改善についての話し合い、第2部では本年度の九州算数・数学教育(大分)大会(以下、九数教大分大会)で実践発表する皆さんの事前発表会を行いました。
 
 第1部では、まずは「計算の学習」についての採用の現状から出し合いました。そして、活用時の工夫や悩みなどの意見を交流する中で、今後の作成上の観点を明らかにしていきました。
 
 第2部では、九数教大分大会で発表される実践提案の内、2本の発表について協議しました。発表者は玉名市立大浜小学校の橋本太郎先生と八代市立大田郷小学校の沖田一美先生です。お二人の先生は、研究主題、研究の視点等を整理され、丁寧に仮説を検証されていました。協議では、論の進め方や具体的事例をより明確に伝えるための工夫等について出し合いました。
 
 九数教大分大会は7月末に開催されます。本県代表の提案も含め、九州各区県の代表者の実践や大分の先生方による授業から多くの学びができます。ぜひ、ご参加ください。なお、3人の先生方と発表題目等は下記の通りです。3人の先生方の成功を祈念しています。
 
分科会
発表題目
発表者
所属校
教育課程
算数科における「能動的に学び続ける」子供の育成
~子供の「わくわく」が連続し、「なぜ」「おそらく」「もっとやってみよう」が生まれる授業改善を通して~
橋本 太郎
玉名市立大浜小学校
図形
『自ら「数学的」に探究する子どもを育む算数科学習」
~「のりしろ」を使った箱作りの
          活動を通して~
内田 武瑠
熊本大学教育学部附属小学校
データの活用
データやその分析結果を生活や学習に活用しようとする児童の育成
~学ぶ意欲を高め、数学的な見方・考え方を働かせる授業をとおして~
沖田 一美
八代市立大田郷小学校
*発表題目は大会要項のまま掲載しています。

令和6年度第1回研究員会の様子2

令和6年度第1回研究員会の様子3

第28回熊本県算数教育夏期研修会 芦北・水俣大会

第28回熊本県算数教育夏期研修会芦北・水俣大会 研究会の様子
 
7月23日、芦北町の芦北地域資源活用総合交流促進施設にて、第28回熊本県算数教育夏期研修会 芦北・水俣大会が開催されました。大変日差しの強い猛暑の中でしたが、およそ100名の先生方にお越しいただき、公開授業から研究会までとても学びの多い研修会となりました。
 公開授業では、子ども達は図形の拡大、縮小について考え、「なぜ同じ形と言えるのか?」について意見の交流を行っていきました。
 研究会では、「単元構想」「学習課題」「問い返し」「効果的なICT活用」について意見交換が行われました。学習課題を設定する上では、子どもがどのような思考を持つことを予想し、それにより操作できる(配付する)物をどのような物にしておくのか、また、どこで、どのタイミングで、どのような問い返しをするのが最適だったのか等、多くのご意見をいただき大変勉強になりました。
 そして助言者の小西校長先生より、今後の学習指導、算数の指導について重要なポイントをお話しいただきました。
 次回は11月15日に第76回熊本県算数教育研究(山鹿)大会が開催されます。ぜひ多くの方のご参加をお待ちしています。

研究会の様子2

研究会の様子3