記録的な猛暑の中、7月30日~31日にかけて、第78回九州算数・数学教育研究(大分)大会が開催されました。
30日には、東京大学大学院工学系研究教授である西成活裕先生より「渋滞のサイエンスと実践~数学を活用した渋滞解消法~」という演題で講演をいただきました。日常生活に非常に密接である渋滞の問題を数学的に定義付け、そして解消されたというお話でした。前を行く車や人との距離感を大事にしていきたいと思いました。
午後には部会ごとに分かれ、小学校部会では、明星大学客員教授兼明星小学校校長兼明星幼稚園園長である細水保宏先生より「『学びに向かう力』と『表現力・判断力・思考力』を育む授業づくり」という演題で講演をいただきました。子ども達の行動に価値づけをしていくこと、考えたい!友達と話したい!と思えるような課題を設定すること等、これからの授業づくりに関わる重要なお話でした。夏休み以降、常に念頭において指導をしていきたいと思います。
その後の分科会では、熊本からは3名の先生が実践発表を行いました。熊本大学附属小学校の内田教諭、玉名市立大浜小学校の橋本教諭、八代市立太田郷小学校の沖田教諭により3つの実践を発表していただき、それぞれの分科会も大変盛り上がっていました。
31日には、大分市立金池小学校にて公開授業が行われました。めあてと課題、まとめ、ふり返りをつないでいく「大分スタンダード」のもと授業展開が行われ、助言者の先生方のお話まで含め、大変学びの多い一日となりました。
11月には山鹿での県大会、来年度の九州大会は宮崎で行われます。ぜひご参加をお願いします。