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会の趣旨

  熊本県学校厚生会 趣意書

熊本県学校厚生会 設立(リスタート)趣意書

 

新型コロナウィルスがまん延し、3年たった。令和4年が明け、「オミクロン株」という新しい変異株の登場で、第6波という大きな感染状況があった。

 このような中で、教育界は「デジタル化推進」という遅々として進まなかったICT事業が、子どもたち全員にタブレットが配布されるなど、新しい局面を迎えた。待ったなしの急速な広がりは、教師の意識や能力不足、技術の未熟さなどとともに、家庭や社会にも大きな変革を促している。

 ところで、熊本県学校厚生会は以前から存在し、教職員の福利厚生を目的としている団体であり、長年休止状況であった。この度福利厚生事業に加えて、教職員の研修等も福利厚生の一環であると捉えなおし、再スタートすることとした。

 新型コロナウィルスのまん延という状況下で学校にとって必要なものは、リーダーシップである。デジタルに強いとか弱いとかという技能・能力ではなく、どこを目指していくか、子どもたちのどんな姿を目指していくかなど、ターゲットを示すことができる力がリーダーに必要な力であると考える。今後、コロナが落ち着いたとしてもコロナ前に戻ることはないであろう。それどころか、今までになった状況が次々と現れ、答えは見えず、自ら問題を探し自らの課題を見つけ出し、この課題を解決し、答えを見つけていくという意識や資質が試される。そして、職員に的確に進むべき方向を指し示し、納得させ、共に歩んでいくことのできるリーダーシップをもった管理職でなければならない。

 この力はこれからの管理職に必要な資質能力であると捉え、現在、研修が行われていない主幹教諭を中心としながら、管理職を目指すミドルリーダー育成のプログラムを提供したい。

 さらには、初任校を終えた若い教師たちに、行政が行う初任者研修の継続となるような研修を提供するなど、ニーズに応じた研修を提供したいと考えている。また、少人数構成とし、自ら研修内容を構築し、学校厚生会はそれを支援していくという新しい形の研修を模索したいと考えている。

 いずれにしても「今までに無かった研修」を行い、「一人一人に応じる研修」「自らが構築する研修」などを経験し、新しい考え方を持った管理職を育てることを、教職員の研修のねらいとしていく。

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